目つきと顔骨格

 

『木曜日の子ども』(重松清)

 

人相、目つき、骨格で

ある程度、その「人となり」を判断してしまう。

 

前半は怖くジワジワしていて地下鉄で途中で止めても大丈夫だったけど、

中盤から急展開になり止どころがなくなり

夜に一気に読まざるを得なかった。

 

カバーから『疾走』みたいな感じかと思ったが、

これまた違う作品で、腹の奥にズンと重くゆっくり響くものだった。

この直前に読んでた『くちぶえ番長』のような

いつもの重松作品とは全く異なるテイストで、

『とんび』『ビタミンF』の系譜も含んだ「父親の葛藤」をめぐる作品。

大いに考えさせられる。

 

顔、骨格と言うと

最近は、

清木場俊介・村田諒太・鈴木誠也が何か顔つき・風貌が似てて

このお兄ちゃんたち、とってもいいなと思う。

ちょっと悪そうでやんちゃで、

でも、優しそうだし

とてつもなく負けず嫌いで

負けも失敗も成功も経験してて

見てないとこでめっちゃ努力しているのだろうし

いい仲間にも囲まれていて

一緒にお酒飲んではしゃいだら楽しいんだろうなと

勝手に想像してしまう。

 

一方で、一目見て嫌な予感を少しでもした人たちは

その後、どういったタイミングになるか関わらず

それなりに悪いことをやってくれる人たちだと確認できる。

それは自分に対してやってこなくても、

他の人にしていることで確認もできる。

そういった直感は、試行錯誤して磨けるものだと思う。

好き嫌いではない。