転換点

ダウン症を知ったのは、小1。

仲良く遊んでいたお隣の友達が同じ小学校に行けないことの

意味がずっとわからなかった。

その後、その友達のそっくりさんを

何度も街で見かけて不思議でしょうがなかった。

今になって、少しだけ理解できるようになった気がするが、

ただ今だに容姿が似るメカニズムがよくわからない。。。

 

ヒト・赤ちゃんが死んでしまうことを知ったのは

小学校2年の時に友達の家に行って、赤ちゃんの遺影が飾ってあって

その赤ちゃんが友達のお兄さんだったと知った時。

それまでは、ヒトは皆元気に生まれ、

60歳くらいまでは生きるものだと思い込んでいた。

 

親が変わることを知ったのも、小2の時。

突然友達の姓が変わったとホームルームで先生に伝えられ、

新しいお父さんが来たと教えてくれて遊びに行った時に

これまで会ったことないおじさんが友達の家の居間で横になっていて

よく意味がわからなかった。

 

脳が病気になると知ったのは中2の祖父の脳梗塞。

 

身近で自殺が起きたのは学部4回生の時。

未だに『自殺』という漢字を選んだ先人たちのセンスがわからない。

なんでこんな無機質な冷たい二つの漢字を選べるのだろうか?

 

十字架

『十字架』(重松清)

 

自分も大小違うとも二つは十字架を背負っている。

それは重荷で下ろしたいというより、

自分はこれからしっかりやっていかないといけない

最後の砦・支えになっていると思う。

 

うちの子供たちも多かれ少なかれこれから学校で色々とあるだろう。

自分がこれまでやって来れたのは、

何気ない親との会話で救われたことは多かったと思う。

自分がそうなれるのか、逆になるのか

試されているな、と思わされる作品だった。

 

今は、

『がんと闘った科学者の記録』(戸塚洋二著・立花隆編)

を読んでいる最中。

 

『知的ヒントの見つけ方』

『四次元時計は狂わない 21世紀文明の逆説』

はすでに先週までに読破。

学生の頃は、真面目に授業には行っていなかったけど

ルネの書籍で立花隆作品を見つけてはサイエンスの勉強ができていたのが

今のベースになっていると思う。

『宇宙からの帰還』も名著で、

これのおかげで学部の卒論にもつながり、今の興味に至る。

また今度読んでみようと思う。

 

 

 

 

調律

先月一時帰国した時に母に勧められた

『羊と鋼の森』(宮下奈都)

を読み終える。

自転車もピアノに似ているところがあるかな、とふと思った。

 

僕には才能がない。そう言ってしまうのでは、いっそ楽だった。でも、調律師に必要なのは、才能じゃない。少なくとも、今の段階で必要なのは、才能じゃない。そう思うことで自分を励ましてきた。才能という言葉で紛らわせてはいけない。あきらめる口実に使うわけにはいかない。経験や、訓練や、努力や、知恵、機転、根気、そして情熱。才能が足りないなら、そういうもので置き換えよう。もしも、いつか、どうしても置き換えられないものがあると気づいたら、そのときにあきらめればいいではないか。怖いけれど。自分の才能のなさを認めるのは、きっととても怖いけれど。

 

「才能っていうのはさ、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないか。どんなことがあっても、そこから離れなれない執念とか、闘志とか、そういうものと似ている何か。俺はそう思うことにしているよ」

柳さんが静かに言った。

のど自慢に、笑点

 

以前、嫁さんと1、2を観ていたので

今回の機内では最初に

『Pich Perfect 3』を迷わず選ぶ。

食事中に観ていたのだが、

オモロイし、出演者がダンスも歌もやっぱりうまくて、すごい。唸る。

何回観ても楽しめるので、

帰って少ししたら嫁さんと一緒に観よう。

『You Don't Mess with the Zohan』の次に

夫婦で笑いのツボにはまる映画である。

 

『Zohan』はついついRite AidでDVD買ってしまった。。

 

今回の機内後半では、『のど自慢THEワールド』を観る。

みんな、歌、うまいなぁ〜

良い曲、懐かしい曲ばかりでよかった。

 

 

子供の頃は、

毎週日曜日は、

お昼時に『のど自慢』

夕方、部活から帰ってくると夕食まで

『笑点』『ちびまる子ちゃん』『サザエさん』が定番だった。

スタンフォードの時も、よくテレビジャパンで『笑点』を観ていた。

ニューヨークに来てからは、日本のテレビとはご無沙汰だ。

その一方で、一時帰国の間に父と一緒に観ることも増えた。

火曜日の鶴瓶さんの『家族に乾杯』などもよく楽しみにしていたな。

 

帰りの便では、林家こん平師匠の『チャーザー村』を今から楽しみにしている。

 

Tomato juice without ice

昨日のBostonからDullesへの飛行機で隣の人が、

"Tomato Juice, no ice, please"

と言ったので

自分も、

"Tomato Juice without ice,,, No ice, please"と伝えたら

180cmくらいあるCAさんはそれまでクールな感じだったのに

めっちゃ笑顔で、"Alright, wait little bit"と言ってくれて

2回も戻ってきて"I will make it for you at the back. it's coming soon"というから

『ああ、tomato juiceは後ろにスットクがあるのか』と

のんびり待つこと5分ほどくらい、、、

再度、同じ笑顔で戻ってきてくれて、"Enjoy!"

 

飲んだら、辛いー!

 

『あれあれ、俺の舌、寝不足でオカシくなったか?』

『このトマトジュースが傷んでて、舌が痺れているのか?』と思いつつも

ラップトップで仕事中なのでで置くところがなく飲み干す。。。

舌・口のなかはヒリヒリ。。

 

んー、これはどういうことかとボケーっと考えていると

ああ、自分の発音が悪くて

"Tomato juice with spice"

と伝わったのかとやっと気づく。。。

降りるときも、そのCAさんは笑いかけてくれていた。

『あのJapaneseは結構、通だ』とでも思ってくれていたのだろうか。

それともよくある間違い?

これからは、"Tomato juice, NO ice"をお勧めします。

 

4月に『ないものねだり』(中谷美紀)を読んでいたら、

『疾走』(重松清)のくだりがでてきたので

4月の一時帰国の際に、上下巻を購入。

読んでビックリ、いつも以上に通勤の間没頭するのだが、

こんなに読後感が重い、重松作品はこれまでなかった。

朝からしんどい。

こんなヘビーなものを書いているとは思わなんだ。

もうやめようと思っていた、

『少年A』や『加害者家族』のような内容だったので驚いた一方、

この『疾走』にはフィクションとも思えない

実際起きたことのような、儚い夢のような、事件に巻き込まれたような

不思議な世界が頭に残った。

手越くんで映画化されているが、

観る勇気が出るまで当分かかるだろう。

 

空より高く

『空より高く』(重松清)

 

電車のなかで

ふふふと笑い

涙がでかけ、

うんうん、あるあると納得する。

重松作品ではベスト!と言える好きになるものだった。

フジモトさん・ピエロさんに、ジン先生、

そして、ドカ、ヤノジやムクちゃん、ピース軒。

自分にもこれまでそんな存在があったな、と思い返せる。

重松作品の大きな特徴は、

登場人物が作品後もずっと自分の中で息をしていて

たまにちょろちょろと顔を出すところだと思う。

「重松清さん、あなた天才ですよ!」と本人に言えれば、

『いやいやそんなことないよ』と言いながら

(そうかな、やっぱりって)照れているのが思い浮かばれる。

こういった作品たちは、

当の高校生や小・中学生、大学生たちにはピンと来ないのだろうし、

自分自身も30代最後この1、2年で重松作品の素晴らしさ・面白さに気がづいた。

今回は、本棚を見てみると、重松作品の15冊目のようだ。

全部読めるのだろうか?

 

2月もそろそろ終わりか。。

2月1日に日本から戻ってきて、

イオンで節分の豆まきセットを買ってきたのだが、

成と凛奈に思いっきり豆を投げつけられかなり痛くて後悔する。

あいつら、本気だった(日頃の恨みの仕返しか何かか?)

その後、数日間、鬼のお面を気に入った凛奈が繰り返し現れ怖い思いをする。

度々身の引き締まる思いになったのは、節分のお陰であった。

 

リビングルームで室内練習にするため

2m x 2mの野球用のネットを成にプレゼント。

日本ではあまり使わないheavy ballでの

投げ込みとトスバッティングの効果もあってか

この数週間で肩や胸周りに厚みがでてきたようで、

春からのチーム参加が楽しみになってきた。

何かに打ち込むという経験があれば、

これから先、成も成長していくことだろう。

凛奈はgymnasticsのようである。

賢は何をするんだろうか。

 

 

『根本陸夫伝 プロ野球のすべてを知っていた男』(高橋安幸)

 

かなり面白く勉強になった。

こんな人が存在するとは驚きとしか言えない。

野球ファンであれば、根本「監督」の名は知っていても

彼の人となりは自分たちの世代ではあまりわからない。

彼の名前は、森『参謀』・落合『采配』で出てきていたこともあって

ずっと気になっていて

本屋でみつけたときには即買いであった。

 

 

『蜷川実花になるまで』(蜷川実花)

 

本文自体は10年以上前のものだが、

今でも響くものばかりで、

クリエイターとしてどう考え、作品をどう作っていくかが

よく伝わってくる名著で、

読みやすさからもとてもオススメ。

あと1年後くらいにもう一回読むと思う。

自分の研究にもいくつもヒントを与えてもらった。

 

 

『プロ野球のお金と契約』(大家友和)

 

野球ファンには必読であり、

米国に居つくつもりの人には学びの多い新書。

「リアル」というタイトルがもっともふさわしい本である一方、

大家という投手を再評価するよいきっかけになって欲しい。