1年のアップデート

 

なんだかんだで

あっと言う間に書かずでもう1年。。

 

ネタがないというわけでもないけど、

他に全力でやることがあり

アウトプットしている時間を取ろうとも思えずの1年。

 

1)7月から移籍:

もっぱらここにこの1年のエネルギーを注ぐ。

その分、実験ができないこともあったので

7月から実験をもっとして面白いプロジェクトの仕込みをしたい。

 

2)WBC:

鈴木誠也が怪我で欠場で、

大谷くんの大活躍。

こんなはずではなかった。

アンチは祈る、人生には谷や落とし穴もあることを。

3年後に期待!

 

3)読書:

これまでと違う選択を心がけた結果、ハマるもの続出。

個々の感想は書き切れないが

どれも再読することだろう〜

 

『昨日のカレー、明日のパン』(木皿泉)

『さざなみのよる』(木皿泉)

『キップをなくして』(池澤夏樹)

『天音』(Exile Atsushi)

『放熱の行方(尾崎豊の3600日)』(吉岡忍)

『M/世界の、憂鬱な先端』(吉岡忍)

『ユーミンの罪』(酒井順子)

『ノーライフキング』(いとうせいこう)

『想像ラジオ』(いとうせいこう)

『生命保険とのつき合い方』(出口治明)

『キーエンス解剖 最強企業のメカニズム』(西岡杏)

 

4)凛奈の体操:

無事に1年のシーズンを終えてくれて、ホッとした。

(戦績)

New York State Championship:

all-round, 3rd

vault, 7th tie; bars, 2nd; beam, 2nd; floor, 2nd

 

Regional Championship:

all-round, 5th

vault, 8th; bars, 7th tie; beam, 1st tie; floor, 3rd

 

上には上がいると分かったが、

あと1年くらい順調にできれば

弱点のvaultでも追いつき追い越してしまうんだろうな。

 

5)キャッチャーミット:

ジョーのボールを受けるために新規に購入したが、

そもそも動体視力が落ちている気もしてて

取り損ねも多く、親指の付け根も痛める。

スプリットは使える。

 

6)豆まき:

例年の危険を察知し、

ジョーを鬼側にリクルート成功。

これからは赤鬼・青鬼として役割分担だ。

奴の投げる豆の恐怖は去ったが、

凛奈と賢のも結構痛い。

特に凛奈の豆速が上がってて、

ケンケンのコントロールの良さとしつこさが目に付く。

4月末の今でもたまにそこらから豆が出てくる。。

目つきと顔骨格

 

『木曜日の子ども』(重松清)

 

人相、目つき、骨格で

ある程度、その「人となり」を判断してしまう。

 

前半は怖くジワジワしていて地下鉄で途中で止めても大丈夫だったけど、

中盤から急展開になり止どころがなくなり

夜に一気に読まざるを得なかった。

 

カバーから『疾走』みたいな感じかと思ったが、

これまた違う作品で、腹の奥にズンと重くゆっくり響くものだった。

この直前に読んでた『くちぶえ番長』のような

いつもの重松作品とは全く異なるテイストで、

『とんび』『ビタミンF』の系譜も含んだ「父親の葛藤」をめぐる作品。

大いに考えさせられる。

 

顔、骨格と言うと

最近は、

清木場俊介・村田諒太・鈴木誠也が何か顔つき・風貌が似てて

このお兄ちゃんたち、とってもいいなと思う。

ちょっと悪そうでやんちゃで、

でも、優しそうだし

とてつもなく負けず嫌いで

負けも失敗も成功も経験してて

見てないとこでめっちゃ努力しているのだろうし

いい仲間にも囲まれていて

一緒にお酒飲んではしゃいだら楽しいんだろうなと

勝手に想像してしまう。

 

一方で、一目見て嫌な予感を少しでもした人たちは

その後、どういったタイミングになるか関わらず

それなりに悪いことをやってくれる人たちだと確認できる。

それは自分に対してやってこなくても、

他の人にしていることで確認もできる。

そういった直感は、試行錯誤して磨けるものだと思う。

好き嫌いではない。

初めての経験

 

www3.nhk.or.jp

 

今回、初めて研究成果を放送・記事で取り上げてもらうことができ、

嬉しいやら・恥ずかしいような気持ちになった。

 

「あの、、、あの」言っていた時は

適当な日本語が全然出てこなくて

言葉がみつかってなくテンパっていた。。。

「利用」ではなくて、「応用」だろうと

今だと反省。

 

今回の経験で、

報道・記者の方たちがどれだけの労力を使って

一つ一つのニュースや記事を

まとめているかを知ることができたのは

大きな収穫だった。

彼らの仕事は本当にすごいと思う。

 

ラボメンバーもみんな

このプロジェクトでずっと頑張ってくれて

感謝の一言に尽きる。

2022年 激動の1年に

 

年末年始と友人たちが泊まりで遊びに来てくれて

楽しい時間を過ごすことができた。

 

今月は、カリフォルニアからも

友人が寄ってくれて楽しい時間があったり

雪の週末にそりーで賢と凛奈とも遊べて

嬉しいことも多い。

今年、恒例の豆まきの鬼役では

結構、賢と凛奈にしつこく豆を投げられてやられたな。

(成がいなかっただけ怪我させられず良かったけど)

 

当初は、今年はこの数年と違う落ち着いた一年を過ごそうかと思ったが、

世の中、そうは簡単にいかないようで

今年はよりフルパワーでやっていかないといけないようだ。

楽しみ半分、不安半分

まぁ、いつも通りと言えばいつも通りの一年になるのであろう

もっとインプットもアウトプットもしなくては

 

地下鉄には乗りたくないが

自転車で通勤が難しい日も多い。

毎日乗ると嫌な思いをするけど、読書の時間は至高のひとときだ。

地下鉄ではこれまでの読み直しなどを結構、繰り返す。。

 

新しいのは

「どんまい」(重松清)

「ユダヤ人大富豪の教え 幸せなお金持ちになる17の秘訣」(本田健)

「窓際のトットちゃん」(黒柳徹子)

 

再読

「キャスターという仕事」(国谷裕子)

「大人はもっと遊びなさい 仕事と人生を変えるオフタイムの過ごし方」(成毛眞)

「たった一人の熱狂」(見城徹)

「ビビリ」(EXILE HIRO)

「人工光合成とは何か」(ブルーバックス)

「知の旅は終わらない」(立花隆)

「知的ヒントの見つけ方」(立花隆)

 

流れの良いときに如何に過ごし振る舞い

キツい時にどう凌いで、チカラをつけていくか

何が善悪で正しいのか、

常に考えていくには

読書と思考の繰り返し。

そして、嫁さんに話をしながら意見も受けて

自分で消化していく。

 

音楽も毎日の大事なサプリだ。

 

日本に帰った時に買ったDVD

「2016 Tour IT'S SHOW TIME!」(EXILE ATSUSHI)

 

これはYouTube avex様様の買い物。

SHUNとのメドレーは何回観ても飽きないし、

第一章のあの頃の曲は、今のこの二人のためにあったのかと思ってしまう。

2004と2005のEXILE Tour DVDも買い、ローテーション。

凛奈は大部分のダンスを覚えてしまったようだ。

 

X JapanのTOSHIとYOSHIKIと同様

色々と経て、再びつながる友情にみんな感動するんだろうな。

 

12月に高知へ行った時に

案内してくれた先生が映画「竜とそばかす姫」の話をしてくれて

ここの川辺がシーンで出てくるよ、と聞いていたから

帰りの飛行機で真っ先に映画を見始めたら

冒頭から度肝を抜かれる。。

誰だ、この声優・歌手さんはと思い、

最後のテロップは戻して中村佳穂をメモ。

すごい人がいるもんだ。

 

今回の紅白は

Millennium Parade & Belle(中村佳穂) 「U」がやっぱり一番だった。

その次はYOASOBI 「群青」と、布袋さん。

 

週末、凛奈を体操へ送ってからラボへ行くために

久しぶりにバスに乗ったら

いつもポスターが貼ってある工事現場のところに

Belleのが、、

日本語と英語両方入っているDVDが出たら欲しいな。

 

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野球熱

地下鉄通勤を再開しつつ

ここ数日で読んでいるのは

 

『プロ野球の一流たち(二宮清純)」

 

ネットで野球ニュースを見てもイマイチハマらないから

毎日チェクもしない。

大谷くんが打っても勝っても、「あぁそう」くらいで

世間みたいに熱狂しない・できない。

なんか泥もついていなくて

顔・出で立ちが綺麗過ぎるからなのか

あまりにもうまいからなのか。。。

理由はわからない。

Yankeesに以前いたDidiの方が好きだな〜

オリックスの宮城も、広島の菊池も。

 

一方、この夏の甲子園にはどっぷりハマる。

「バーチャル甲子園」には感謝。

智弁和歌山の中西くんや明徳の代木くん・米崎くんには大注目である。

こうなると今年のドラフトや社会人・大学後までも楽しみ。

 

やっぱり、野球を知ったのは

小2の時に父親の職場の休憩室から借りた

「キャプテン」「プレイボール」からだから

昭和のおっさん野球がベースなのだろう。

今では「キャプテン2」「プレイボール2」が始まって

頭の中で、また佐野やイガラシが投げたり、

丸井がキャッチしてゴロゴロ転がったり

谷口くんが優しく話したり、島田がいぶし銀だったり

30年前以上前に憧れた選手が復刻しているから

大谷くんについていけないのかもしれない。。

コージー城倉さんの超クレイジーな決断に本当に感謝である。

今となっては、紀伊国屋で見つけて

全巻大人買いができるのは幸せな限りである。

「キャプテン2」の今後が楽しみだ。

Not acceptable

ただの偏見であるが

「Yankees Funに悪い人はいない」

 

地下鉄での行き帰りも

何かやりとりもあっていつも楽しい。

Yankee Studiumというアウェイなのに

一人もしくは二人で

Yankees fun area(外野席)にぽっつり入っている

相手チームファンにも

ツッコミやいじりは必ず欠かさない。

ある意味、相手チームファンへの敬意であろう。

 

ジョーのリクエストもあって

久しぶりの観戦はAngels戦。

当然、大谷くんの立ち振る舞いやプレイも気になるけど、

やはり相手チームの主力でしかなく、4タコできたし

ゲームも勝ててよかった。

これで観戦通算成績は5勝1敗。

 

帰りの駅で目を疑ったのが

日本人と思われる30代くらいの男の人の格好。

帽子がYankeesでユニフォームはAngels。。。

これでは、さすがのニューヨーカーも突っ込めない。

皆、チラ見して、『えっ、マジ!?』って顔をしてたように見えた。

日本で帽子が巨人でユニフォームはホークスとかありえないやろ。 

New York City Manhattanの振動

9年前にインタビューで来た時に

「このことだったのか!」

と感じ、

その後、オファーをもらえて

カリフォルニアからマンハッタンに引っ越してきて

丸8年が経った。

最初に読んでどんな感じなのかと

ワクワクしたのはまだ日本で2007年。

 

今でも毎日感じている

ニューヨークの心地よさを、

これでもか、というくらい福岡さんは的確に描写・解析している。

 

 

大好きなところなので

長いけど声に出しながら一気にタイプしてしまおう。

 

 

(『生物と無生物のあいだ』より)

しかし、この街(ボストン)には、ニューヨークで私を鼓舞してくれた何かが欠けていると感じられた。

 ボストンに住んでしばらく経ったある日、私は徹夜実験を終えて実験棟から早朝の街路に出た。芝生はしっとりを朝露を含み、透き通った空には薄い雲が一筋たなびき朝焼けの茜色に染まっていた。あたりは静けさに包まれていた。

 その時、ニューヨークにあってここに欠落しているものが何であるかが初めてわかった。それは振動”バイブレーション”だった。街をくまなく覆うエーテルのような振動。

 誰もが急ぐ舗道の靴音、古びた鉄管を軋ませる蒸気の流れ、地下に続く換気口の鉄格子から吹き上がる地下鉄の轟音、塔を建設する槌音、壁を解体するハンマー、店から流れ出る薄っぺらな音楽、人々の哄笑(こうしょう)、人々の怒鳴り声、クラクションとサイレンの交差、急ブレーキ......。

 マンハッタンで絶え間なく発せられるこれらの音は、摩天楼のあいだを抜けて高い空に拡散していくのではない。むしろ逆方向に、まっすぐ垂直に下降していくのだ。マンハッタンの地下深くには、厚い巨大な一枚岩盤が広がっている。高層建築の基礎杭はこの岩盤にまで達している。摩天楼を支えるため地中深く打ち込まれた何本もの頑丈な鋼鉄パイプに沿って、すべての音はいったんこの岩盤へ到達し、ここで受け止められる。岩盤は金属にも勝る硬度を持ち、音はこの巨大な鉄琴を細かく震わせる。表面の起伏のあいだで、波長が重なりあう音は倍音となり、打ち消しあう音は弱められる。ノイズは吸収され、徐々にピッチが揃えられていく。こうして整流された音は、今度は岩盤から上に向かって反射され、マンハッタンの地上全体に斉一的に放散される。

 この反射音は、はじめは耳鳴り音のようにも、あるいは低い気流のうなりにも聴こえる。しばしば、幻聴のようにも感じられる。しかし街の喧騒の中に、その通奏低音は確かに存在している。

 この音はマンハッタンにいればどこででも聴こえる。そして二十四時間、いつでも聴こえる。やがて音の中に等身大の振動があることに気がつく。その振動は文字通り波のように、人々の身体の中へ入っては引き、入っては引きを繰り返す。いつしか振動は、人間の血液の流れとシンクロしそれを強めさえする。

 この振動こそが、ニューヨークに来た人々をひとしく高揚させ、応援し、ある時には人をしてあらゆる祖国から自由にし、そして孤独を愛する者にする力の正体なのだ。なぜならこの振動の音源は、ここに集う、お互いに見知らぬ人々の、どこかしら共通した心音が束一されたものだから。

 

この振動がパタッと無くなったのが

昨年の3月からの2ヶ月間だった。

あの静かな世界に恐怖を覚えた。

(いや、救急車の乾いたサイレンばかりが続いていたか)