クリスさん

最近は、MDとDVDがひょっこり出てきた

Do As Infinityばかり、ずっーと家とオフィスで聴いている。

 

昨日、賢を迎えに行く夕方の満員のNY地下鉄#1で、

 

『頑固力』(岡田彰布)

 

を家に帰ったら成にまた説明しようと、

がっつり集中して読んでいたら、

横の大きなお兄さんが

「ニホンゴ ノ ハナシ、デキマスカ?」と優しく小さな声をかけてきた。

 

こういう時は

『え、?』と一息ついて、

何か日本語のできる悪いやつの何か悪い勧誘か〜、

と色々と実際は勘ぐるのだが、

そのクリスと名乗るお兄さんは

ひらがなとカタカナは勉強できて

話しも聴くこともできるようになったのだけど

漢字だけはどうしようもなくて困っているそうな。。。

 

終いには、英語でももっと相談したいということで

漢字の勉強について満員電話の中でとくとくと説明するのだが、

「毎日何度も書いて、一つ一つ必ず辞書を引いて声に出して読む」とか、

「氵」「山へん」「魚へん」などわかると面白いよ、などと話をする。

(漢検2級をギリギリ落ちた自分では説得力ないな)

3駅分の時間じゃ、詳しく教えてあげられなかったよ〜

 

Good Luck, Chris!

See you again in #1 train!!!

 

 

『知の体力』

『知の体力』(永田和宏)

 

永田先生の言霊。

読みやすくも非常に強いメッセージが多く

共感しつつも、身が引き締まる名著。

研究者には必読。

 

自分の研究をおもしろいと思えなければ、研究者としてはやっていけないが、自分の研究だけしかおもしろがらなければ、これまた研究者としてやっていくことはむずかしいと私は思っている。研究者としての適性に欠けると思うのである。

 

「わかっていないことを教えたい」

 

私は常々、実験なんて3ヶ月先輩について習えば、一通りはできるようになるものだ。必要な知識を得てから研究生活に入ろうと思っていたら、いつまで経っても研究は始められない。必要な知識というものは、現場で必要になったときに、調べて仕入れるのがもっとも身につくもので、ただ漫然と机に向かって講義を聞いているだけでは、実践の場におけるほんとうに必要な知識は自分のものにならないと言い続けてきた。

 

 

この1ヶ月は、

『決めて断つ』(黒田博樹)

『決断力』(羽生善治)

『不運のすすめ』(米長邦雄)

『危険な二人』(松浦勝人・見城徹)

『エキストラ・イニング』(松井秀喜)

の再読。

 

これからの予定は、

『蜂蜜と遠雷』(恩田陸)

『なきむし姫』(重松清)

『いのちの姿 完全版』(宮本輝)

『対岸の彼女』(角田光代)

『伊豆の踊り子』(川端康成)

と結構なラインアップだ。

 

先日、去年のNumberを読んでいた成に、

『江夏豊って、どんな投手だったの?』と質問されたので

如何に江夏がすごい投手だったのか力説してみたのだが、、、

YouTubeで実際の江夏の投球映像を一緒に観る前に

『左腕の誇り 江夏豊自伝』・『江夏の21球』を再読しないといけないな。

 

沢村、稲尾、金田、江夏、工藤、桑田、黒田、菅野を、

成にはわかってもらいたい。

カー・ショーやマー君、ランディー・ジョンソン、マリアーノ・リベラ、、、

MLBでも挙げたらキリがないな。。。 

それしかないわけないでしょう

『それしかないわけないでしょう』(ヨシタケシンスケ)

 

一時帰国の時に、迷わず購入する

ヨシタケシンスケ・コんがらがっち・重松清の作品

 

ヨシタケシンスケ・コんがらがっちは、

子供たちにこういうユーモア・笑い・ツボを喜んでもらえらればと思う。

 

絵本を読み聞かせる大人の方が、

「はっ」と気づくことが多いのではないか?

子供のために読んでいると言いつつ、

自分が何かふと思い返すことが多い。

 

『それしかないわけないでしょう』は

ヨシタケシンスケ作品でも上位に食い込む。

作者の想いが強く伝わる。

3年目

 

『心の野球ー超効率的努力のススメー』(桑田真澄)

 

読むのは2回目で、

成の最近のLittle Leagueでの活躍や彼の今後を想いながら読む。

今の成と同じ時期、自分が野球を始めた4年生の時、

圧倒的な存在感だったのが、桑田選手であった。

当時、斎藤雅樹も完投・完封が続き、とんでもなかった。

初めて東京ドームに父に連れてってもらった時に

サインボールをねだった時に父が

「斎藤がいいんじゃないか?」と念を押しても

『いや、桑田がいい』とねだったのを今でもよく覚えている。

その後、3年間巨人ファンクラブに入り、

すべての試合をテレビもしくはラジオで把握し、

毎朝、読売新聞の野球欄に食いっていた。

(打率・防御率は自分の計算能力向上にとても役に立った)

 

外野席から、敬遠ボールをクロマティが打ったのを観たことや

友達のお父さんのおかげで一塁ベンチのすぐ裏で

原の現役最後のホームラン(確か3ラン)を観れたこと、

そのゲームで木田のフォークがエゲツなかったのは

今でも鮮明に覚えている。

イースタンゲームも夏休みに何回も見に行った。

大森、井上の活躍は嬉しかった。

自分が見に行ったジャイアンツ戦は全く負け知らずだったので

当時は自分の応援が効いていると正直思い込んでいた。。。

 

桑田選手の怪我からの復帰シーンや

パイレーツでの投球は今でも忘れられない。

彼の頑固さ、こだわり、信念がとても伝わる名著で、

英訳して、成やチームメート、コーチに読んでもらいたいと思う。

 

 

『空飛ぶタイヤ』(池井戸潤)

 

池井戸作品はこれまでドラマばかりだったが、

初めて彼のオリジナル小説を読んだ。

身が引き締まり、色々と考えさせれハラハラしながら地下鉄で読んだ作品。

どの業種にも考えさせらる大事なテーマで、

だいぶ後からでも映画化しようと動きがあるはずだと納得できる小説だった。

 

 

中西香爾先生

本日28日、中西先生が亡くなられました。

 

コロンビア大に移ってから

中西先生に何度も自分が励まされ救われたことか。

 

ありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。

(天国で奥様とまた仲良くお過ごしください!)

日本庭園の再考・再評価

 

こんな素敵な記事はなかなかないだろうな。。。

 

otekomachi.yomiuri.co.jp

 

将来、自分の家をアメリカで持てるなら、

やっぱり、日本庭園のスタイルも考えてしまう。

東海岸なら日本に似た四季もあるので可能だけど、

テキサスやカリフォルニアだと、全くもって維持が難しいと思う。

 

今、通勤で読んでいるのは、

 

『螢川』(宮本輝)

 

一緒に入っている『泥の河』は、

重厚な描写で、頭にこびり付いてはがれない。。。