3年目

 

『心の野球ー超効率的努力のススメー』(桑田真澄)

 

読むのは2回目で、

成の最近のLittle Leagueでの活躍や彼の今後を想いながら読む。

今の成と同じ時期、自分が野球を始めた4年生の時、

圧倒的な存在感だったのが、桑田選手であった。

当時、斎藤雅樹も完投・完封が続き、とんでもなかった。

初めて東京ドームに父に連れてってもらった時に

サインボールをねだった時に父が

「斎藤がいいんじゃないか?」と念を押しても

『いや、桑田がいい』とねだったのを今でもよく覚えている。

その後、3年間巨人ファンクラブに入り、

すべての試合をテレビもしくはラジオで把握し、

毎朝、読売新聞の野球欄に食いっていた。

(打率・防御率は自分の計算能力向上にとても役に立った)

 

外野席から、敬遠ボールをクロマティが打ったのを観たことや

友達のお父さんのおかげで一塁ベンチのすぐ裏で

原の現役最後のホームラン(確か3ラン)を観れたこと、

そのゲームで木田のフォークがエゲツなかったのは

今でも鮮明に覚えている。

イースタンゲームも夏休みに何回も見に行った。

大森、井上の活躍は嬉しかった。

自分が見に行ったジャイアンツ戦は全く負け知らずだったので

当時は自分の応援が効いていると正直思い込んでいた。。。

 

桑田選手の怪我からの復帰シーンや

パイレーツでの投球は今でも忘れられない。

彼の頑固さ、こだわり、信念がとても伝わる名著で、

英訳して、成やチームメート、コーチに読んでもらいたいと思う。

 

 

『空飛ぶタイヤ』(池井戸潤)

 

池井戸作品はこれまでドラマばかりだったが、

初めて彼のオリジナル小説を読んだ。

身が引き締まり、色々と考えさせれハラハラしながら地下鉄で読んだ作品。

どの業種にも考えさせらる大事なテーマで、

だいぶ後からでも映画化しようと動きがあるはずだと納得できる小説だった。