Cryo-EM

これまで

地下鉄やエレベーターで

よく一緒になるJoachimの偉業や、

院生の時に、サンプルの電顕撮影や

一緒に暗室にも入ってフィルムの現像をしながら

色々と研究の楽しさなどを教えてくれて

自分のこれからの将来への相談にも乗ってくれた

藤吉先生の記事があることはとても嬉しく

院生時代の思い出深い。

 

同業者は藤吉先生の業績を知っていても、

やっぱりpublic articleになって伝わるのは嬉さが違う。

 

藤吉先生たちを引き入れた

東京医科歯科大はこれからとても伸びると思う。

 

webronza.asahi.com

 

Joachimはノーベル賞受賞者だけども

受賞前後に自分から見ても

なんら彼の日々の生活が変わらないのがとても良いと思う。

 

受賞後も相変わらず地下鉄では混んでいれば

畳んで新聞を読みながら縮こまって立ってるし、

地下鉄でもラボの建物でもエレベーターが混んでいれば

次を待たされる。。。(誰も譲りはしない)

 

うちの賢が一緒の地下鉄で騒げば、

おっと目を配って、

イラっとしてうるさいなって、うちらに一瞥してまた新聞に戻る。

いつもJoachimと全く変わらない、

その有様が一層、彼への敬意を増す。

 

敬うのは大切だけども

一部の研究者を神格化するようなことはあってはならないと思う。

 

ポスドクの時に

Brianと会う・話すと、いつも目つきが違う、

何なんだこのやばい人は、と感じていていたけど

彼のGPCRの業績をあまり理解していないうちに、化学賞。

あっ、そういうことだったのだ、と腑に落ちる。

毎回、階段で一緒になるRogerに何か鋭い眼光が似ていると思ってた。

 

この二人に共通した、そういう目つきを持っているのは

今の周りで誰なのかと日々のなかで考えるのがとても楽しい。

日本での同年代では、まだ見たことない。

 

これから日本のライフサイエンス・医学系では

森先生のER stressを除いて、もうないのだろう。

皆が小賢しくなってしまって

いつからこうなってしまったのか?