同世代の台頭

今、毎日楽しみに少しずつ読んでいるのが

 

『土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて』(藤井一至)

 

抱腹絶倒、七転八起!

 

以前、読んで爆笑しつつ、そのノリにとっても感銘した

『バッタを倒しにアフリカへ』(前野ウルド浩太郎)

面白すぎて読んでいる時間を忘れて、うっかり地下鉄を降り過ごした

『宇宙に命があるのか 人類が旅した一千億分の八』(小野雅裕)

と同様に

同世代の研究者の本が楽しく嬉しい!

 

そして、

彼らに共通しているのが

ユーモア、笑いの数々が散りばめられているところ。

以前の研究者による新書たちは、

比較的、論調のトーンが硬く重く、

一般の人には取っつきにくいスタイルだったが

上記の三著は、読みやすいし、おもろい。

中高生が研究に興味を持つきっかけとしては

格好のオススメだと思う。

 

米国に住んで13年。

日本の研究のレベルが高い一つの理由は

こういった研究者による新書・ブルーバックスシリーズなどに寄ると思う。

どれも手頃な価格。

NYC近所の本屋さんによっても

こんなにおもろい研究ものの本はそうは見つからない。

出版社の方たちや、

かなりの時間を割いて執筆しているはずの研究者

そして立花隆さんには

本当に感謝である。

浪人や学部の時にたくさん読むことができて

毎回ルネ・生協に寄って次に何を買うかを悩むのがとても楽しかったな。

 

最近は、小説やビジネス本ばかりが多かったけど、

改めて研究者の書き下ろしはいいな。