サイコパス

『サイコパス』(中野信子)

 

を羽田空港の書店で手にしたときは、

某有名人たちを「サイコパス」と仮定して

話を展開するのがメインかと思っていたが、

そればかりでなく、

思っていたよりも勉強ができて参考になった。

 

これまでスタンフォードやコロンビアの自分の周りの研究者に

「サイコパス」を論じたり、研究する人たちがいなかったため

日本でよく使う用語、トピックなのかと思いきや

そうではなかったことも知らされる。

 

その理由は、

1)犯罪学や、社会学、心理学がベースとなっていることと

2)自分たちが主に使うような

molecular biology、cell biology、genetics、mouse modeling

といった手法を使って実験を組み仮説を検証できないためのようである。

 

ということで自分の周りでは、

自閉症や双極性障害、統合失調症、てんかんといった研究が主だったので、

「サイコパス」を耳にすることがなかったということ。。。

 

この本を読むにあたって面白いのは、

「自分はサイコパスである」

という仮説を立てて読み込むこと。

否か是か。。。

最終的には、「否」という結論に達した一方、

家族がその抑制因子として機能していることからも

家族には改めてとても感謝することとなった。

いやでも、嫁さんが横にいたら、

「十分、サイコパス!」と

仮説をサポートする証拠を挙げ始めるかもしれないけど。。。

 

<運動>

日曜日 ラン40分(from lab to home、ハドソン川沿いに降りて少し遠回り)