おちまい

 

成の自転車の走り方が良くなってきたので期待。

 

成のピアノの間は、

『采配』(落合博満)を一気に半分ほど読む。

これで読むのは、5回目だっただろうか。

毎回新たに気づくことがあるおすすめの本。

 

小学校のときにファミスタをしていたころ、

ロッテ(ゲーム内のチーム名は記憶が不確か)に

『おちまい』という

振ればホームランになるすごいプレーヤーがいることに気づき

(実は、外国人の助っ人選手だとずっと思っていた)

友達との対戦でよく使っていた。

それが、落合選手と気づいたのは、

彼が中日に移り、ファンの巨人の桑田投手を打っていたとき。

FAで巨人に移籍してきたときにどれだけ頼もしかったことか。

 

<運動>

自転車、合計40分(成のサッカー会場への移動)

ラン、合計30分(成のピアノの先生宅への移動)

偶然を逃さない

偶然をモノにするには日々の準備が必要で、

どこでどう想定外にうまく転がり始めるかわからないのが

自分たちの仕事(研究)の面白いところで大事なポイント。

 

結構、年に1回くらい、

これは「あっ、ほんと運がよかった」と偶然に起きたことを

うまく利用/発展できることがある。

それらを幸運やserendipityと呼べばよいのだと思うが、

日頃から何か周りに降ってこないかギラギラと気を張っておくは大事だと思う。

 

<運動>

ラン(35分、from lab to home)遅め

使用料

京大HPに歌詞、JASRAC「使用料が発生」

京大HPに歌詞、JASRAC「使用料が発生」 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

ちゃんとボブディラン本人や彼の著作/事務所関連に

京大から使用料が渡るということであれば、

あまりネガティブに今回の使用料を捉えない方がよいと思う。

 

素晴らしい歌詞などへの対価として、

もう少し好意的に考えて、

今後のJASRACの指摘する音楽著作権の使用料について議論してほしい。

この使用料が作詞家や作曲家、歌手たちを支える/育てる仕組みだと思えば、

ファンとして支払うのも躊躇しなくなるのではないか。

 

ただどのくらいの使用料が発生するものなのか明確ではないので

そこらへんが分かれば、

このブログでも歌詞を紹介して、

その使用料を支払ってみてみたい。

(もしかしたら、想像以上に高額なのかもしれない。。。)

 

同様の使用料が書籍(の一部)のウェブ上での参照でも発生するのなら、

その書籍のファンとして払っていくのも十分理解できることで、

これまで紹介している重松清、藤原てい、小川洋子といった作家の

ファンクラブ会員費くらいのつもりで使用料について捉えていきたい。

 

まぁ色々とケースによっては、簡単に使用料として処理できないこともあるので

学校(保育園/幼稚園から大学院)やnon-profit などへの

使用料の免除/割引などもしっかり考慮すべきなのかもしれない。

 

<運動>

ラン(30分、from lab to home)

ラスト5分はエネルギーが切れたようでガックと疲れた。

 

4kg減

賢が産まれてから

睡眠不足、風邪、最近の運動のおかげか、

この1ヶ月で体重4kg減。

寝不足なのに体調はすこぶる良い。

あと4kgを今年7ヶ月かけて落とせられれば、

学部のころのスーツももう苦しくなく使えるだろう。

 

ただ帰宅で走ると、その分読書の時間が減ってしまうのが悩みどころ。

 

<運動>

ラン(30分 from lab to home)

神谷の仕草

『火花』

p.21

「神谷さんは目に落ちかかる前髪を、時折指で払った」

 

この仕草から、「そやから、あんなぁ〜」とう神谷の言葉が聴こえてくる。

 

小説を書く人たちをとても尊敬している。

 

景色や仕草の描写から、

暗に登場人物たちの気持ちの変化や、

これから起きることを暗示することは

一つの習得できる技術なのかもしれないが、

自分には到底難しいものだとずっと思ってきた。

 

それと、頭に浮かぶ数々のアイデアやストーリーを

どうやってすぐに書き留めたり記憶することかできるのか不思議でならない。

どんなに急いでも、書くスピードは思考に追いつかないはず。

キーワードを書き留めて記憶をなんとか留めるのであろうか。

あとからパズルのように整理してはめ合わせるのだろうか。

 

千円未満でそういった作品の数々を手に取り、

自分の血肉とできるというのは非常に有り難いことだと思う。

自分が書籍を購入することで、作家にその対価を払い

次の作品を期待することは、自分への投資だと考えている。

 

自分が中古本や図書館を利用しない理由は、

作家へ直接対価が払えないからである。

読書はお金を節約するところではないとずっと決めている。

確か、学生のころに読んだ「東野圭吾のエッセイ」の影響だったと思う。 

 

テレビドラマなど場合は、この点難しいが、

DVDを購入することが現在唯一の方法なのかもしれない。

(これまでは、『龍馬伝』『パットとマット』のみ)

最近のほとんどの映画は、日本とNY間の機内で見ているので、

(往復平均8本)

航空券代で間接的に払っている感覚がある。

 

 

<運動>

ラン(50分、from lab to 86th street to pick up Joe from his friend house)

 

 

火花の景色

『火花』を読み終え、

今は

『ことり』(小川洋子)

 『皇室の祭祀と生きて』内掌典57年の日々(高谷朝子)

 

『火花』の舞台としてよく出てくる

井の頭線、井の頭公園、吉祥寺は

高校が近く、小説のなかの景色が目に浮かぶ。

高3の夏には友達と井の頭公園の池に入って泳いで遊んだこともあった。

小中のころ、

『ナウシカ』の連載が読みたくて

アニメージュを買いに吉祥寺のアニメイトに自転車で通ったのが懐かしい。

当時は、ドラえもんのスネ夫が実在した場合、

本当はどんな髪型なのかよく議論されていた。

釣り具屋さんのバス用ルアーを求めてアニメイトの後に寄ったりもしていた。

今ではたいした距離ではないのだろうが、

子どものときには、白鷺から吉祥寺の自転車で往復となると一大イベントだった。

 

『火花』

p.40-41

「論理的に批評するのは難しいな。新しい方法論が出現すると、それを実践する人間が複数出てくる。発展させたり改良する人もおるやろう。その一方でそれを流行だと断定したがる奴も出てくる。そういう奴は大概が老けてる。だから、妙に説得力がある。そしたら、その方法を使うことが邪道と見なされる。そしたら、表現上それが必要な場合であっても、その方法を使わない選択をするようになる。(途中、略) だから、これだけは断言できるねんけど、批評をやり始めたら漫才師としての能力は絶対に落ちる。」

 

この神谷の発言は、

研究者にも正に当てはまるので、読んでドキッとした。

reviewを書いたり

学会やミーティング、グラントなどの審査会を切り盛りしていくのは、

実際に手を動かし試行錯誤する実験生活に比べて、格段と楽である。

それまでの経験を生かして

言葉を巧みに使い、その場その場で対応すれば良いだけだから。

自分も一時期このやり方が楽なのを覚えてしまって

「このままでは駄目だ」と我に返った。

手を動かし続けて、

一つ一つの実験結果をまとめることが

如何に手間ひまかかるかを実感しつづけ、

かつ、想定外の結果がでてもすぐさま反応できるような

現役プレーヤーでいたいと再認識した。

 

ここでの神谷の考え方に同意する。

 

95%のマジョリティーの研究者になるつもりは到底ない。

彼らに周回遅れのような圧倒的な差をつけるには、

日々自分の腕と感を磨き、メンバーを励まし、一緒に切磋琢磨して

常に成長しつづけなくてはならない。

 

<運動>

ラン(from lab to home、追い風で身体が軽くて5分速く、トータル30分)

成とアメフットボールのキャッチーボール(30−40分)

 

当初のルールは守れず、30−40分はこのブログに費やしている。。。 

PhD graduation

今日は夕方PhD graduation ceremonyがあり初めて出席。

天気がとても心配だったが、何とか降らずに持ってくれた。

ざっと500名ほどの参加のようで、

自分の最初の学生さんも今年卒業。

あっと言う間の4年間だった。

最初の2年は毎日お互い家族よりも一緒に長く過ごしたと思う。

今月末の博士公聴会が無事に終えられることを願う。

 

『火花』

p.21

「神谷さんは目に落ちかかる前髪を、時折指で払った」

 

p.40-41

「論理的に批評するのは難しいな。新しい方法論が出現すると、それを実践する人間が複数出てくる。発展させたり改良する人もおるやろう。その一方でそれを流行だと断定したがる奴も出てくる。そういう奴は大概が老けてる。だから、妙に説得力がある。そしたら、その方法を使うことが邪道と見なされる。そしたら、表現上それが必要な場合であっても、その方法を使わない選択をするようになる。(途中、略) だから、これだけは断言できるねんけど、批評をやり始めたら漫才師としての能力は絶対に落ちる。」

 

p.89

「最後の一口を頬張りながら、井の頭公園入り口の緩やかな階段を降りて行くと、冬の穏やかな陽射しを跳ね返せず、吸収するだけの木々達が寒々とした表情を浮かべていた。」

 

p.107

「真樹さんに手を引かれる、あの少年は世界で最も幸せになる。真樹さんの笑顔を一番近くで見続けられるのだから。いいな。本当に羨ましい。七井池に初夏の太陽が反射して、無数の光の粒子が飛び交っていた。」  

 

p.117

「楓の根の辺りから青っぽい匂いがしていた。静かに揺らぐ木々が街燈に照らされ、地面に影を作っていた。僕は公園の風景を眺めながら引き攣りそうな顔面を両手で撫でていた。」

 

<運動>

午前、成とアメフットボールのキャッチボール(30分)

夜、賢を抱っこしてのスロースクワット(5x30回)